ご覧いただきありがとうございます。 こちらは落合マンドリンの先代・落合忠男氏製作のマンドリンです。1986年製で、忠男氏の後期の作品です。リブ29枚彫り込み、角型ヘッドには貝の装飾が入ります。 後継者の当代・大悟郎氏も同等のモデル(S-3)を製作しており、材料費高騰などを受けて現在の販売価格は60万円を超えています。 参考:商品ページ↓ https://ikegaku.co.jp/collections/ochiai-mandolin/products/110001070114 工芸品としての緻密さは当代の方が優っているものの、そもそもの音質は個体差はあれど忠男氏作品の方が全般的に優れており、こちらの楽器も落合マンドリンらしい癖のない良い音が出ます。 材木の全体に虎杢が入ったアタリの個体かと思います。(写真参照) 久しぶりにマンドリンを再開しようと思って譲り受けたものですが、社会人サークルに入るでもなく持て余してしまっているので大事に弾いていただける方にお譲りします。上達を目指す学生さんや社会人の方におすすめです。 12フレット地点の弦高は2.3mm(G線側)&1.7mm(E線側)で、ネックに若干の順反りがあります。やはり40年近く経過しているため弦高が上がってきていますので、気になる方は楽器屋さんでブリッジを調整してもらうとよいと思います。 細かな傷などありますが年代の割に状態はよく、クラックなどもないのでこのまま演奏に使っていただけます。(動作確認済) ケースは画像のものをお付けします。動作品ですが重いので今風のケースに換えていただくとよいと思います。この楽器は大ぶりでもないので大体のケースに入ります。 ご不明な点は質問メッセージをいただければと思います。